ケニアの方とお話しするという貴重な機会を得られたのでメモしておきます。
気候・風土
ケニアは言わずとしてたアフリカの国。赤道も近いこともあり暑いのかと思いきや……首都ナイロビは標高1,600m以上の場所にあり、思いの外涼しいようです。
むしろ日本の方が暑いまでありますね……。
やはり沿岸部(=標高が低い場所)は暑いらしいですが、勝手にイメージしていた気候とはだいぶ違うようでした。
- なぜケニア人は世界記録を連発するのか? マラソン最強国を知る専門家が語る速さの秘密 – REAL SPORTS(リアルスポーツ)| スポーツの「リアル」を伝える
- ケニアの選手はなぜマラソンに強いのか、その秘密を探る – CNN.co.jp
言われてみれば、確かにマラソンとか強いイメージですね。これも高地でトレーニングしていることも一因にありそうです。
一方で、標高が高いためか落雷の確率がわりと高いようです。避雷針もあまりなく(日本でも一般家庭に避雷針はなかなかないと思いますが)、家がまっぷたつに割れる被害も出たりするようです……怖っ。
なお、地震はほぼないようです。さすが大陸……。
信仰
雷関係で雷神(divinity)や精霊(spirit)的な存在はありますか、と聞いてみましたが該当なし。最初神様で god という単語を使ってしましましたが、宗教はキリスト教なので god だとキリスト教の神になりますよねそれは……。
キリスト教の他にはイスラム教徒の方も少なからずいらっしゃるらしいです (Wikipedia情報だと11%程度)。
なお、部族としては40以上の部族がいるらしいので、それぞれの部族ごとの信仰(belief)ではあるが、それらのうち国として統一された神格はない模様。
言語
公用語としては英語とスワヒリ語。
Kibana
さて、ここで今回の本題です。
スワヒリ語と聞いて、あまり馴染みはないものの「その言語の名前は聞いたことがあるぞ……?」と思って必死に記憶を手繰り寄せた結果思い出したのが「Kibana」でした。
可視化ツールですね。 Elastic社 のプロダクトで、 Elasticsearch, Logstash と並んで「ELKスタック」としてデータ分析環境として用いられる一部です。 Beats も組み合わせたりした記憶もありますがさておき。
スワヒリ語で建物(木でできた小屋)という意味
[レポート]Elasticsearch、Kibana、Logstash で始めるログ解析入門 | DevelopersIO
その Kibana はスワヒリ語で「木でできた小屋」という意味、というのを頭の片隅で覚えていました。
そこでとっさに「Kibana っていう単語はご存じでしょうか?」と聞いてみました。
ところが、「分からない」という回答。「木でできた小屋」という意味らしい、ということも伝えてみたのですがピンとこなかった模様。
おかしいなぁ、と思って後日調べてみたところ、以下のフォーラムの書き込みを発見しました。
こちらの書き込み曰く……
- Kibana の開発者が外国語を翻訳した (その言語の文化圏には存在しない概念を訳した?) ものが cool だと考えた
- 「木造の小屋」をスワヒリ語 (ケニアでは小屋を建てるのに丸太はあまり使わない) に翻訳した
- その際 Google翻訳 を使って表示されたのが「Kibana」。でも今はそう表示されない (今は「赤ん坊」の意味として表示されるらしい)。
なんと、スワヒリ語を使ってはいるようですが、元々スワヒリ語に存在する単語ではなかったようです。
それならばネイティブの方に伝わらなかったのも納得です……。
nyumba(ニュンバ), nyumbani(ニュンバーニ)
先程の「Kibana」の話の返答として、「スワヒリ語で建物を表す言葉は nyumba(ニュンバ)」と教えていただきました。なお、これは建物や建物としての家を意味して、家庭のような意味合いでは nyumbani(ニュンバーニ) となるようです。
スワヒリ語の単語を一つ覚えることができました。
余談
直接的な話ではないですがいくつか。
音楽
ケニアにもヘヴィメタルやハードロック……どころかメタルコアまであるようです。凄い。
ほか、ミュージシャンについての情報。
コンクリート
建築物と言うことでコンクリート。
- キングオブコンクリートでデザインコンペ部門3位入賞 | 名城大学理工学部建築学科 寺西研究室
- [学生] キング・オブ・コンクリート2017 総合3位に入賞しました | 熊本大学工学部土木建築学科 建築学教育プログラム
「キングオブコンクリート」というコンクリートに関するコンクールが日本で開催されているらしいです。毎年テーマは異なるらしいですが、鍵盤を造ったりコマを造ったりしているらしいです。
いずれもコンクリートの配合や均質な混ぜ合わせ方でないと綺麗な音が出なかったり、長時間回るコマにならなかったりするようで、技術力の高さを競うもののよう。
……こんな世界もあるのですね……。
いずれにしても、普段知りえないような知識や知見を得ることができた、貴重な経験となりました。感謝。