去る4/30に浅草の神社巡りをしてきました。参考にさせて頂いたのは銀座線で全部見れる!レアな鳥居がある都内の神社3選という記事。この記事で紹介されている3社のうち、日枝神社を除く2社に参拝してきました。
牛嶋神社
まずは牛嶋神社。こちらの三ツ鳥居がお目当て。境内には牛の名の通り牛の像や撫で牛がありました。また、獅子の親子が面を向かい合わせている迫力のある像も。
由緒としては貞観2(860)年に慈覚大師(円仁)がご神託を受けて創建されたという古社。建長3(1251)年に牛鬼が現れて境内を走り回って落として行った玉が神宝として伝わっているとのことで、妖怪絡みもあります。とはいえ、近畿~関西の牛鬼とはちょっと異なるようですが、水の近くに現れるという部分は共通していたり、微妙なラインです。
境内には小梅稲荷神社が鎮座していたり。
手前が公園なので緑も豊かです。この時期は新緑が綺麗ですね。
三囲神社
続いて三囲(みめぐり)神社へ。
こちらは「三囲」の文字が三井を守ると考えられたことから、三越の原型の越後屋を開いた三井家は越後屋の守護社としたのだそうです(越後屋から見て当社が鬼門の方角だったことも要因とのこと)。その縁で三越のライオンがいます。
裏手はこれでもか、と稲荷をプッシュしてきます。それだけ崇敬が篤かったとも言えるでしょうか。老翁・老嫗の伝承もあるようです。
境内には他にも包丁塚があったり、恵比須大黒社があったりします。
変わった形の石碑も。
そんな中あるのが、こちらの三柱鳥居。通常鳥居は門のような役割としてくぐるものですが、こちらはそうではなく一定の空間を囲うように存在しています。通常の鳥居も境内と外を隔てる結界のようなもの、とも言われるので、その意味では通常の鳥居と変わらないのかもしれませんが。
京都の太秦、木島神社に原型があるとのことですが、そちらと同様水源(井戸)を囲っています。清浄な水の出る場所を囲う結界、ということでしょうか。
しかし、この形状……ファンタジーもので使えそうな形をしていますね。
その他
ついでにスカイツリーやアサヒビールのビルなども見つつ。