先週の話ですが、埼玉県は吉川市に行って参りました。曇りがちな天気ではありましたが、湿気がありつつも晴れ間もあり、夏前の蒸し暑さを実感させる体力を消耗するような天気でした。
今回の目的はタイトルの通り、伝説の大ナマズ様。『非想天則』での美鈴ストーリーというか実質のトリを飾るあいつです。
いつぞやの「萎えラジ」曰く、吉川市は黄昏フロンティアのNKZ氏の地元であり、そこに黄金のナマズ像があったために『非想天則』の大ナマズ様は金色になったそうで。
ということで、いざ。
吉川駅は武蔵野線で越谷レイクタウン駅の一つ東にあります。その吉川駅の改札をくぐり、南口に到達。
左には交番のレンガ壁。階段を下りると……。
い、いたーー!!!
見るからに黄金に輝くナマズ像。「ほらほら世界が震えるぞ?」とドヤ顔で言わんばかりの存在感を放っています。
四方から眺めてみると、改めてその大きさを感じます。像のふもとに小さなナマズがセットでいるのもポイント高し。
なお、写真を撮る為に近付くと像の下の池には大量の魚が。餌付けされているのか、人が近づくと寄ってきました。残念ながらエサは何も持っていないのですよ……。
ということで、吉川駅は東方における一つの探訪対象ではないでしょうか?(舞台探訪というよりキャラの元ネタですが……)
以下非想天則の余談
『非想天則』繋がりで思い出したのが、星符「エキセントリックアステロイド」と「ホットジュピター落下モデル」。両者ともに非想天則が初出で、前者はチルノストーリーでの魔理沙のスペカ、後者は早苗さんストーリーでのおくうのスペカです。
発動させるキャラは異なり、同じ天体関係がモチーフという程度の共通項の2つですが、何故即座にこの2つを一緒に思い出したかというと、
- まず、エキセントリックアステロイドはおそらくエキセントリックプラネット(恒星の周りを彗星のように極端な楕円軌道を描いて周回する惑星)が元ネタと考えられる
- 上記を踏まえて、「エキセントリックプラネット」と「ホットジュピター落下モデル」という2つの単語に置き換えて考える
すると、『異形の惑星 系外惑星形成理論から』(井田 茂著、NHK出版、2003/5/1)という書物で双方ともに言及されているのです。『非想天則』が世に出てこれを読んで、「元ネタ2つ見付けた!」と喜んでいたのが懐かしいです。もう9年……前……だと…………(※非想天則は2009年8月頒布)
つまり、今回の黄金のナマズ像は9年も放置していたことになるわけです。長かった……。
ふと、『異形の惑星 系外惑星形成理論から』を神主さんが所持していたりしないかなー、とググってみたところ、2010年5月2日に放送された「特集"東方プロジェクト"人気の秘密」のインタビューの中で映った本棚の中にこの本があった模様。マジか。
2003年5月に出版された本なので、早ければ『妖々夢』頒布前に入手していた可能性もありますが、案外2009年前後に入手してサラッと『非想天則』に入れてきた可能性も考えられそうな感じ。真偽のほどは不明ですが、個人的には『非想天則』とは無関係ではないような気がします。