もしCovid-19が早く収束していたら今日は例大祭でしたね。残念ながらそうはならなかったわけですが……。
とはいえ、折角の機会なので紅魔郷をインストールして動くかどうか試験してみようと思います。
それというのも、「Windows 10で紅魔郷が動かない」という話をチラホラ聞いたことがあったからです。
紅魔郷のパッケージの裏面を見ると「Windows 98/SE/ME/2000/XP」と書かれているわけですから、隔世の感がありますね……。
ちなみに、私の環境は以下の通り。
- OS:
Windows 10 Pro 1909 (64bit)
- グラフィックボード:
NVIDIA GeForece GTX1650
Direct X系は特にインストールや設定はしていません。
1. 体験版で動作確認
いきなりインストールするのではなく、一応体験版で動作確認をしておこうと思います。
まず、上海アリス幻樂団から紅魔郷の体験版ver.1.03をダウンロードします。
懐かしのlzh形式なので、適当な解凍ソフトで解凍します(今回は7zipを使用しました)。
展開されたフォルダの中身はインストールではなくそのまま遊べる形式のようなのでこのまま動かします。
試しにそのまま動かしたら噂通りFPSが凄まじいことになりました。デモが瞬く間に流れてしまうので、「Esc」キー等を押し続けてデモが自動的に流れないようにしながら速やかに「Quit」で終了させます。
さて、このままではとてもプレイできないので、設定を変更します。
custom.exe
を起動- ☑ 強制的に60フレームにする (チェックを付ける)
- ウインドウスタイル
- ⦿フルスクリーン (選択)
- 上記2点を設定したら「決定」
東方紅魔郷.exe
を右クリック、「プロパティ」- 「互換性」タブ
- 「設定」、☑ 640 x 480 の解像度で実行する (チェックを付ける)
- 「OK」
- 「互換性」タブ
私の環境ではこれだけで動きました(プレイ、リプレイ再生、設定画面など動作確認)。
備考: Direct X 8→9コンバータ
ちなみに、末尾の参考リンクに掲載されているDirect X 8→9コンバータを試してみます。
DX8 to DX9 convertorからダウンロードします。
v0.0036をダウンロード。
次に📥のようなダウンロードアイコンをクリックして手動でダウンロードを実行させます。
d3d8.dll
とenbconvertor.ini
を紅魔郷体験版のフォルダに配置。
東方紅魔郷.exe
を起動しようとしましたが、起動できなくなりました。コピペした2つのファイルを削除すると起動できるようになりました。
私の環境ではこれは不要のようです。
2. インストール
さて、体験版で動作確認をしたので本編をインストールします。
まずは普通にインストール。
次に上海アリス幻樂団からver1.02f
→ver1.02h
アップグレードパッチをダウンロードし、紅魔郷インストールフォルダにexeを置いて管理者権限で実行、パッチを適用します。
FAQ – 東方Project攻略 Wiki*を参考にデータ引継ぎをします(以下フォルダをバックアップからコピー&ペースト)。
replay
フォルダsnapshot
フォルダscore.dat
東方紅魔郷.cfg
ちなみにこの段階で起動するとやはりFPSが暴走しました。
体験版と同様に設定を施します。
設定を修正
これで起動してみましたが、体験版とは異なりFPSが依然として暴れ続けていました。
関係ないとは思いつつもDirect X 8→9コンバータも試しましたが体験版と同じエラーで起動できなくなったので2つのファイルを削除。
最終的に「ウインドウスタイル」を「フルスクリーン」ではなく「ウインドウ」にすることで正常にプレイできるようになりました。
最後は参考記事とは異なる設定になりましたが、起動できるようになって良かったです。
ただ、Windows 10は半年ごとにメジャーアップデートが当たりますからね……いつどこかで起動できなくなる可能性も考えられます。
いつまで遊び続けることができるのか……。