「そのとき上に」の対を求めて

バビロニア神話の叙事詩「エヌマ・エリシュ」。そのタイトルは叙事詩の冒頭の語句で「そのとき上に」を意味する単語から採られているといいます。

……では、おおよそ対となる「下にある」の部分は如何に?ということでネットサーフィンなど。

𒂊𒉡𒈠 𒂊𒇺 | 𒆷 𒈾𒁍𒌑 𒃻𒈠𒈬

𒉺𒅁𒇺 𒄠𒈠𒌈 | 𒋗𒈠 𒆷 𒍠𒋥

𒍪𒀊𒈠 𒊕𒌅𒌑 𒍝𒊒𒋗𒌦

𒈬𒌝𒈬 𒋾𒊩𒆳 | 𒈬𒀠𒇷𒁕𒀜 𒁶𒊑𒋙𒌦

𒂊𒉡𒈠 𒂊𒇺 | 𒆷 𒈾𒁍𒌑 𒃻𒈠𒈬 𒉺𒅁𒇺 𒄠𒈠𒌈 | 𒋗𒈠 𒆷 𒍠𒋥… – Historical Brain | Facebook

長らく冒頭部分の文字を探していましたが、ようやくそれらしき部分を見付けました。

e-nu-ma e-liš la na-bu-ú šá-ma-mu

šap-lish am-ma-tum šu-ma la zak-rat

ZU.AB-ma reš-tu-ú za-ru-šu-un

mu-um-mu ti-amat mu-al-li-da-at gim-ri-šú-un

エヌマ・エリシュ – Wikipedia

対応を見ていくと、

  • 𒂊𒉡𒈠 𒂊𒇺 : Enūma Eliš
  • 𒍪𒀊 (𒀭𒍪𒀊) : Apsu ({d}Apsu)
  • 𒋾𒊩𒆳 (𒀭𒋾𒊩𒆳) : Tiamat ({d}Tiamat)

と該当しそうです。さて、冒頭で述べた部分を探しに戻ると

  • 𒉺𒅁𒇺 : sap lish

の部分がそれかなぁ、と思いました。半分くらい山カンですが。一応目星をつけた理由としては、 𒇺 が「lis (lish)」の音に当たる文字だと思われたためです。如何せん門外漢なので合っているか自信はありません。

余談

ついでに拾うことのできた文字を書き留めておきます。

  • 𒆳 𒆠𒃲 𒀭𒅕𒆗𒆷 : KUR KI.GAL {d}ir-kal-la
  • 𒃻 𒅘𒁀 𒄿𒈬𒊒 : šá naq-ba i-mu-ru
  • 𒀭𒎏𒆠𒃲 : {d}ereš.KI.GAL
  • 𒀭𒊩𒌆𒆠𒃲 : {d}ereš.KI.GAL (異表記)

参考

だいぶ参考にさせていただきました。

補足

余談

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