霧雨 魔理沙のスキル・スペルカード

初版: ’08/9/15

スキルカード

  • ウィッチレイライン
    • Witch Ray Line(魔女の光線)か。
      主に先史時代の遺跡を始めとした、複数の聖地の位置を地図上で確認すると、直線状に並んでいることがあるという。そういった聖地を結ぶ直線のことをレイライン(Leyline、Ley Lines)と呼ぶので、或いはそちらの意味か。
      ちなみに、レイには地名(Ley)からきたとか、光線(Ray)からとか諸説あり。
  • ミアズマスウィープ
    • Miasma Sweep(瘴気の一掃)、といったところか。
  • グラウンドスターダスト
    • Ground Sturdust(地上の星屑)。
  • メテオニックデブリ
    • Meteoric Debris(流星の破片)、だと”メテオリック”になるはず…。一方で、略式だが接尾語に -nik というものがある。意味は「~族」や「集団」を表すもののようである。これを用いると、Meteor-nik Debris(流星群の瓦礫)とすることができる。
      多数の星が飛散していくので、音的にも意味的にもこれで通じると思われる。なお、Debris は元々フランス語。
  • ラジアルストライク
    • Radial Strike(光線の攻撃)。Radial には放射状の、という意味もあるが一直線に光弾を撃つのでこれは不適かもしれない。
      一方、Radial Engine という成句は”星形機関”と訳されるので、”星形攻撃”とすると魔理沙らしいかもしれない(これも放射状に広がっている様子を指すものなので、本質としては同じだが)。
  • バスキースウィーパー
    • Busky Sweeper(大道芸の掃除者)。Busky という語があるようなのでこれで。
  • デビルダムトーチ
    • Devil-dom Torch(魔領の灯火)。
      -dom は kingdom のように前に付く語の土地や領域を意味する接尾語で、デビルダムはそれから成ると思われるので、”魔界”や”魔の土地”といった意味になると思われる。爆発して立ち上る火柱がそれか。
  • ナロースパーク
    • Narrow Spark(細い閃光)。
      以後にも言えることだが、スパークに関してはマスタースパークの意味と捉えた方が良いと思われる。それならば、”細いマスタースパーク”となるか。実際の威力や演出も、マスタースパークより弱め。
  • アップスウィープ
    • Up Sweep(上昇一掃)。
      あえて訳すなら上のようになるか。ミアズマスウィープ系、ということで。
  • ステラミサイル
    • Stella Missile(星のミサイル)。
      ステラはラテン語で星の意味。或いは形容詞形を用いて Stellar Missile。
  • グリーンスプレッド
    • Green Spread(緑の拡散)。
      マジックミサイル(弱射撃)が緑色なので、その系統の弾と考えられる。緑色の光が六つに拡散した後一箇所に収束し、爆発する。

スペルカード

  • 恋符「マスタースパーク」
    • Master Spark(支配の閃光)。
      あえて訳す必要は無いと思われる魔理沙の代名詞。
  • 魔砲「ファイナルスパーク」
    • Final Spark(究極の閃光)。
      或いは”究極のマスタースパーク”といったところか。今回は斜め上。
  • 星符「ドラゴンメテオ」
    • Dragon Meteor(竜星)。
      Meteor(流星)と Dragon(竜)で”流”と”竜”を掛けていると思われる。なので訳も”竜星”とさせて頂いた。
      中国では天に昇った竜が雷となる、といったような伝承がある他、西洋でも、飛竜リンドヴルム(Geflugelterlindwurm)は雷や流星といった天空の輝きを体現する存在であるというような伝承があり、東西を問わず天空を閃く光というのは、神秘の存在の成せる業と考えられてきたようだ(尤も、中国や日本だと雷獣や天狗が例に挙げられるが)。
  • 魔符「スターダストレヴァリエ」
    • Stardust Reverie(星屑幻想)。
      こちらも魔理沙の代表的なスペルカード。
  • 星符「エスケープベロシティ」
    • Escape Velocity(脱出速度)。
      第二宇宙速度とも。地上から打ち上げた人工衛星などの射出物が、地球の重力に負けずその重力圏外に脱出させる為に必要な初速度の最小値。
      その値は、運動エネルギーと位置エネルギーの合計からおよそ 11.2 km/s = 1.12×10^4 m/s と算出される。
      余談だが、第一宇宙速度(打ち上げた物体が地表に落下せずに地球の周りを回るようにする為に必要な初速度)は第二宇宙速度の約 2^(-1/2) 倍。
  • 彗星「ブレイジングスター」
    • Blazing Star(眩い星)。
      彗星の核は、アンモニアやメタンといったガスが凍結して、中に岩石や宇宙塵などを抱え込んだものの集まった組織体らしい。
      太陽から遠い場所では、彗星の核は太陽光を反射して輝くのみであるが、太陽に近付くと熱によってガスが昇華し、中の固体物が拡散する。
      これが散らばり、太陽風などによって流されると尾になる。その長い尾の為に、”ほうきぼし”とも呼ばれる。余談だが、彗星は昔は凶兆とされた。
  • 星符「メテオニックシャワー」
    • Meteor-nik Shower(流星群のシャワー)。
      “メテオニック”についてはメテオニックデブリ参照。
  • 光符「ルミネスストライク」
    • Luminous Strike(輝く攻撃)。
      ルミネスについては断定できないが、英語で考えるならば既述したものが穏当であろうか。
  • 儀符「オーレリーズサン」
    • Orrery’s Sun(天球儀の太陽)。
  • 邪恋「実りやすいマスタースパーク」
    • 導線付き(誘導あり)の恋故に”邪”ということか。他人の添え口などがある恋は実りやすい…のかもしれない。おそらくその辺りの観念を考慮した名だと思われる。
  • 星符「ポラリスユニーク」
    • Polaris Unique(唯一つの北極星)。
      北極星といえば北の星空で(殆ど)動かない星。
  • 天儀「オーレリーズユニバース」
    • Orrery’s Universe(天球儀の宇宙)。
      見た目からすれば、儀符「オーレリーズサン」や天儀「オーレリーズソーラーシステム」と同系列のスペルカードであろう。

― 出典 ―

  • 『東方緋想天 ~ Scarlet Weather Rhapsody.』 上海アリス幻樂団/黄昏フロンティア 2008

― 参考文献 ―

  • 『ジーニアス英和辞典 第3版』 小西 友七/南出 康世編集主幹 株式会社大修館書店 2003
  • 『ジーニアス英和大辞典』 小西 友七/南出 康世編集主幹 株式会社大修館書店 2001
  • 『学研 現代新国語辞典 改訂新版』 金田一 春彦著 株式会社学習研究社 1997
  • 『ビクトリア現代新百科 7』 渡辺 ひろし編集責任者 株式会社学習研究社 1973
  • 『理工系の基礎物理 力学』 原 康夫著 株式会社学術図書出版社 1998

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