魔眼「ラプラスの魔」について小考

初版: ’09 8/22

紫の新スペルカード、魔眼「ラプラスの魔」について少々。

ラプラス(Pierre Simon Laplace, 1749~1827)はフランスの学者(数学、天文学)。このラプラスは(当時のニュートン力学の発展を背景として)『確率の解析的理論』Theorie analytique des probablities(1812)においてある知性(知的存在)を仮説した。

その知性は、宇宙に働くあらゆる力と、任意の時刻における宇宙全体の力学的状態を知っており、それらのデータを解析しうる能力を持つもの
とされ、それゆえにこの知性は未来のことを一切の曖昧さなく予見できる、とされた。

この仮説された知性のことを「ラプラスの魔」(Laplace’s demon)という(ただし、この名の名付けはデュ・ボワ=レーモンによるものらしい)。

紫は元々式を操る存在であり、かつ眼とも関連が深い(スキマの中に大量の眼が見え隠れするなど)なので、そうした繋がりから来たものと思われる。

― 出典 ―

  • 『東方非想天則 超弩級ギニョルの謎を追え』 上海アリス幻樂団/黄昏フロンティア 2009

― 参考文献 ―

  • 『岩波 哲学・思想事典』 廣松 渉/子安 宣邦/三島 憲一/宮本 久雄/佐々木 力/野家 啓一/本木 文美彦編 株式会社岩波書店 1998
  • 『哲学事典』 下中 邦彦編集兼発行者 株式会社平凡社 1971
  • 『新版 哲学・論理用語辞典』 思想の科学研究会編 株式会社三一書房 1995

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