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3節 水神零落
“水を操る程度の能力”。 第2節では灌漑によって流水を制御する様子からその能力に迫ってみた。 ここでは、別のアプローチによってこの能力を紐解いてみたい。その為には、再度河童の起源にスポットを当てる必要がある。 ただし、そ […] -
2節 河川の城塞
河童、それは水辺に棲む妖怪である。その名を冠したスペルカードはいずれも、河童の特性に準拠を示す。 河童「お化けキューカンバー」 Cucumberとは、胡瓜のことであり、第1節で述べた通り河童の好物として膾炙(かいしゃ)し […] -
1節 弾幕と小説、渓谷に見ゆ姿
――木々の茂る夏の穂高山、濛々もうもうと霧が立ち込める梓川あずさがわの畔ほとりで、男は河童に遭遇した。 男には幾度かの登山経験があった。穂高山を登る道も心得ていた。それ故、彼はその日たった一人で靄もやのかかった山に入って […] -
河城 にとり考察 ― 水主(みずち)の末裔 ―
1節 弾幕と小説、渓谷に見ゆ姿 2節 河川の城塞 3節 水神零落