先般購入した Runic Calendar、それもこのカレンダーの研究の第一人者であるデンマークの Ole Worm(Olaus Wormius) の書籍 “Fasti Danici” に記録されているスケッチを基に製作されたレプリカを手に入れることができました。
オリジナルはおそらくクジラや大魚の骨で作られたものらしいのですが、現存はしていません。そこで今回のレプリカは現代において石膏で作られたものとなります。
どのくらいスケッチに忠実に作られているかは分かりませんが、おおよその雰囲気を掴む上では良い資料になるのではないかと思っています。何せ今までは書籍やデジタル写真でしか見たことがなかったものですから……。
さて、この Runic Calendar, 本来は表裏で夏冬(4月~9月、9月~4月)の半年ごとの暦がルーン文字で刻まれているはずなのですが、先の “Fasti Danici” のスケッチでは夏側の面しか記録されていません。そのため、このレプリカも夏側の片側のみの再現になっています(裏側は平らです)。
とはいえ、先に述べた通り漸く手に取ることができる形と質感がある Runic Calendar を手に入れることができたので、感慨も一入です……。