「投我以桃、報之以李」

初版: ’08 6/4

タイトルは対戦モードで、紫様が天子に勝利した際に発するセリフです。天子の帽子には桃がついており、おそらくそれによって”桃”の語を含むこの言葉を引き合いに出したと思われます。

この言葉は見ての通り漢文で、その元ネタは『詩経』の衛風の項にある詩歌だと考えられます。

投我以木桃、報之以瓊瑶

匪報也、永以為好也

投我以木李、報之以瓊玖

匪報也、永以為好也

という詩歌を『漢詩選1 詩経(上)』から発見しました。

意味するところは両方とも同じようなもので、私に桃(李)を与えてくれれば、私は宝玉(瓊瑶や瓊玖は宝玉のこと)をお礼としよう。お礼としては宝玉でも足りないが、長きに渡るよしみのしるしとしたい。というような意味で、概ねそちらが恩を与えてくれれば、私も恩で報いよう、という意味のようです。まあ、紫様がこのセリフの後に補足している通りですね。

ここでは桃や李といった果実に対して宝玉で報いようとしているので、
相手から頂いた恩がたとえ小さなものであっても、こちらはおおきなもので返す、他人の恩の有り難さを説いているイメージがありますが…紫様の場合はあまりその辺りは符合しないかもしれませんね。

寧ろ相手が甘い桃をくれたのであれば、こちらは酸っぱいスモモを恩として返す…ってどこか毒気さえ含んでいるような印象を持ってしまうのは気のせいでしょうか…?

他にも色々と調べたのですが、とりあえず今日はここまで。

この記事を書いた人