初版: ’08 5/31
前回、名居神社の鎮座地について少し言及しました。
あの後調べてみたら、”比奈知”という地名について『角川日本地名大辞典 24 三重県』では比奈知は日が良く当たる場所で、”日の地”が転訛したもの、或いは山間の土地なので、”鄙”から派生した語ではないか。というような言及がされていました。
試しにそのままこの解釈を”比那名居”に持ってゆくと…知は地の転訛ということで、”~の場所”という意味を表すものとすれば省いても意味は成立しますね。
ということで、”ち”の音を省くと…”日の名居”、或いは”鄙名居”という風になりますね。日の下の名居、或いは僻地にある名居、ですか。
名居が地震の意味だとしてさらに変形させると、日の下の地震、或いは僻地の地震…幻想郷を僻地と呼ぶのは解釈が分かれそうなところですが、今回は天界が最終目的地(天候が人為的に変化させられていない自然な天候の場所)ということで十分に日も当たりますし…(とはいっても、霊夢や妖夢や優曇華ならば日が拝めますが、他のキャラは日が拝めない事が多いので一応考慮)。
とすれば”日の名居”の意味で取った方が自然かもしれませんね。あくまで上の解釈を仮定した場合ですが。
あと、天子の髪の色、服の色調が青をベースとしているのは、もしかすると大村神社の鎮座地である阿保(あお)町からのシャレだったり…なんてことはないですか。
天人は天空にいるゆえに空をイメージしたものだと考えた方が自然でしょうが、それだと面白みがないのであえて変化球な解釈をしてみたり。