‘ 09 1/23
ふとここ最近気になったことがあったので書き留めておきたいと思います。
それは上述のように、『地霊殿』のボス達と”目”について雑言。雑考にすら及ばない雑文、ということで。
ちなみにわりと直感的に書き留めているのであまり細かい点まで考えていません。その点を予めご了承頂けると幸いです。
まずヤマメは土蜘蛛ですが、蜘蛛を象徴する一要素として外見に着目した場合、膨らんだスカートや黄色い帯もさることながら、その服にある六つのボタンが挙げられるかと思います。
これは目の象徴とすると、自身の両目と合計し八つの目を持つということになるかと思います。
加えて、その名前にも”や(上述と関連付けるならば八)”と”め(目)”の音が混じっています。
ということで、キャラクター像(ここでは外見)を構成する一要素として目の要素が窺えます。
次にパルスィですが、パルスィといえばいうまでもなくその緑眼が象徴的な事物として挙げられるかと思います。
緑眼、それは嫉妬そのものを意味しますし、自身の眼の色やテーマ曲の名、スペルカードにも緑眼(目)という要素は大きく関わっているかと。
勇儀に関しては微妙ですが、画面上で視認した限りその手に持っている杯には七つの星が描かれているように見受けられます。
その形状から察すると、おそらく北斗七星でしょうか。
そして角にも同様に一つの星が。先の杯の星々が北斗七星であるならば、角の星は北極星でしょうか?もしそうであるならば、これは中々興味深いかもしれません。
日本では北極星と北斗七星を神格化した存在として妙見菩薩が知られていますが、この妙見菩薩はその名のように”見”(優れた視力)、つまり眼に関係があるということができると考えられる為です。
ということで、妙見菩薩からの繋がりで勇儀にも目との関連が…?
なお余談ですが、大江山の近辺では妙見信仰が盛んで、酒呑童子の墓とされる石碑は妙見堂の境内にあると伺ったことがあるので、目との関連云々を除いても、勇儀と妙見菩薩との関連は浅くないように思われますが…もしかしたら改めて着目してみるべきかもしれませんね。
さて、続いてはさとりですが…第三の眼を持ち、心を読むということから”目”との関連は浅くはないと思われます。
また、スペルカード発動中の背景の麻の葉文、或いは中央の水晶らしきものなど、特にさとりには目を想起させる事象が多いように思われます。
では、お燐はどうでしょうか。これも微妙ですが、猫は人の方をじっと見る習性から霊物視され、或いはその視線によって人に害を与える邪眼を持つ、と考えられることもあったようです(主に西洋のことのようですが)。
この猫の習性、邪眼を持つと考えられていたという点から、少なからず目という要素とは関連するようなしないような…それと、目といえばスペルカード発動中の背景に車輪と共に目のような文様も見受けられる点も少し気になります。
そして、お空。
まず外見からいえばその胸元にある目玉のような赤い玉が目に留まります。
おそらくは太陽を象徴しているものかと思われますが、太陽は天空神の眼などといった考えは古今東西を問わずわりと広く見られる考えのようです。
古いものでは古代エジプト神話にもその要素は見られるといい、大分飛びますが、日本では伊邪那岐命が左目を洗うと天照大御神が化生したと伝えられるように、やはり目と太陽という要素は深く結び付いています。
そういった関連から、太陽の力を持つお空も目という要素と関連があるのではないかと考えられます。
さらにこいし。
さとりと同様の種族ということで、その眼を閉ざしているにせよ第三の眼はある、ということでやはり目と関連付けられるのではないでしょうか(なお、スペルカード発動中の背景はお馴染みとなったエキストラボス自身の肖像、それに加えてステンドグラス(モザイク)?とバラのようですが…)。
ということで、各々のボスについて軽く見てみると殆どのボス達には何かしらの点で”目”と関連しているように思われるのですが…何か関連はあるのでしょうか?
ただし、(東風谷 早苗さんは兎も角として)キスメについてはこれといって目との関連が見当たらないというのもこの一連の関連付けに疑問を投げかけるようにも思われます。
他にも怪しい部分は至る所にあるので、あまり真剣に考えないほうが良いかもしれません。
…とりあえず、こんな見方もあるのでは? というような雑文ということで。