今回は考察というより気になった点を書き留めるだけに留めておきます。あまり考えも纏まっていませんし。
ボスキャラクターの演出について
今さらという感もありますが…今回ボスキャラが出現すると、ボスキャラの周りの背景だけが魚眼レンズのように特殊な演出が掛かっています。
これが意味するところは一体何なのでしょうか…。
地下に封じられた妖怪ということで、禍々しさを演出する為のエフェクトなのか、それとも…何か空間や結界を弄るような相手が4面以降に登場することへの伏線なのか…(どうも空間か結界のような力を想像してしまう…)。
源頼光
というと、伝説上では著名な人物ですね。特に酒呑童子退治の物語の主人公に当たる人物となっていますからね。
酒呑童子といえば、その配下には星熊童子がおり、これは星熊勇儀の原像といえます。
そして、この酒呑童子の物語に繋がる物語として知られるのが、土蜘蛛退治の物語。
この中での頼光は土蜘蛛によって高熱を発する病気に侵されており、頼光配下である渡辺綱ら四天王が土蜘蛛を退治する物語が有名です。
この件から判るとおり、黒谷ヤマメの瘴符「フィルドミアズマ」がこの物語に典拠を置いていることが窺えます(石窟の蜘蛛の巣も)。
加えて、以前パルスィについて述べた際に一説には怨霊と化した宇治の橋姫が源頼光ら四天王に倒されたという説話があると述べました。
ここで、奇しくも1,2,3ボスの全てが、源頼光という人物に退治されたという逸話が伝わっていることが判ります。
宇治の橋姫の詳細は判りませんが、少なくとも土蜘蛛と星熊童子は朝廷に抗う者という立場を取っているわけで…(土蜘蛛は元々朝廷に歯向かった者達の蔑称であったといいますし)。
…地霊殿に登場する妖怪たちの共通点、それは今回のストーリーからすればある意味当然の一致といえますが、やはりこうして明らかになると面白いものです。
考察の際には、これを基軸にして考える必要がありそうですね。
と、とりあえず今回は此処まで。