幻神「飲綱権現降臨」 雑考

幻神「飲綱権現降臨」

…飲綱権現の本山は長野北部の飯縄山にある飲綱神社と思われます。飲綱権現は白狐に跨る烏天狗の姿で表されるといわれますが、その烏天狗も一般の烏天狗とは様子が異なるようです。

これを見るに、白狐は元々ジャッカルに跨っていた荼吉尼天から、烏天狗の逆立った髪や右手剣左手宝珠といった姿は不動明王から、といわれ、荼吉尼天の信仰と不動明王の信仰、更に日本の天狗の信仰が加わって成立したのではないか、といわれているようです。

八雲 藍がこのスペルカードを使用するのは、単純に見れば荼吉尼天の信仰が狐と関わりを持っているからでしょう。

事実、妖々夢で藍が行使するスペルカードの多くは狐が関係しており、狐という着想点から来たものと考える事ができます。

一方で十二神将や前鬼後鬼、或いは文花帖での御大師様、八千枚護摩(スペルカードでは八千万枚と一万倍に数が増えていますが)、役小角は修験道や密教といった日本の呪術や山岳信仰に関わるものであり、こちらの着想点は、狐が人を化かせる妖の要素を持っていることや式神(或いはクダ狐、飲綱)として狐の類が用いられた他、この飲綱権現がそういった信仰に深い関わりを持っていたことも要素として挙げられるのではないでしょうか。

そういった要素が藍の内面において狐から着想されたスペルカードと山岳信仰系に根を下ろすスペルカードを結び付ける大きな接点とはいえないでしょうか。

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