初版: ’08 5/29
相変わらず天子について考察中。
紫様のストーリーで天子の一族は神社を持っているというらしき発言があったので、前回の名居神社、大村神社はおそらく確定でしょう。
名居神社の祭神は名居神(なゐのかみ)で、地震の神様だそうです。
『古事記』や『日本書紀』には地震の神について詳しい言及が無いのですが、一点、『日本書紀』の推古天皇7年の記事に、大和を中心とした大地震があって、家屋が尽く倒壊。これを受けて方々に地震(なゐ)の神を祀って祭祀した、というような記事がありました。
名居神社はそのうちの一社だと案内板で語っているようなので、地震との関連もバッチリ。大村神社には前述した通り要石があり、やはり地震除けの神として崇められていますし。
なお、大村神社があるのは三重県の青山町、名居神社があるのはその隣の名張市と位置も近いです。…位置と地震関連という関連が付けられますね。
また、名居神社の鎮座する住所をさらに詳しく調べると、「下比奈知(しもひなち)」だそうで。…字こそ違えど、比奈は比那に通ずるのでは、と思いました。つまり、比那名居=比奈(知)に鎮座する名居神社、と。しかし、とすれば何故”奈”が”那”に置き換わったのか、また何故知が抜けたのかを説明する必要がありますが…比奈知についても調べてみる必要がありそうですね。ヒナについては幼いということで”雛”という可能性もありますが。
それと、名前についてもう一つ。天人になる以前の名前である地子(ちこ)は、稚児に通じるかもしれません。稚児とは、端的に言ってしまえば巫女と同じように神の依坐(よりまし)となった子供です。
そうすれば、天子の一族が神官であったことを考えると、神霊を宿す存在、神の力を持つ存在であるが故に地子という名前になったのではないか、と。
まあ、天地人の関連が尤も重点に置かれているとは思うのですが、補足までに。
比那名居 天子…考察し甲斐がありそうですねぇ…
あ、エプロンの文様については前回梵字ではないかとお話しましたが、あの後調べてみたら明らかに形が違っていたので没。
あれは何でしょうねぇ。見た感じ、ヘブライ文字やミステリカルアルファベット、エノク文字でもなさげですし(←それは何の言語だ。
創作文字だったらお手上げですね。