鈴仙・優曇華院・イナバのスキル・スペルカード(緋想天・補考)

改訂: ’08 9/2

初版: ’08 6/8

鈴仙・優曇華院・イナバのスペルカードについて補考。一度取り上げたのですが、その中では触れていなかったものについてです。

  • 迫符「脅迫幻覚(オブセッショナー)」(’08 9/2追記)
    • Obsessioner、でしょうか。Obsession には
      1. (妄想・妄念などに)取り付かれること。
      2. (悪霊などに)取り憑かれること。
      3. 〔心理学用語〕強迫観念。
    • といった意味があります。鈴仙は狂気という観点から、精神や心理といったものに関連するので3.から”強迫神経症患者”といった意味になりますか。
  • 幻弾「幻想視差(ブラフバラージ)」
    • Bluff Barrage(こけおどしの弾幕)。
      劇中の演出は文字通りの意味かと。なお、視差とは、両方の目でものを見るとき、視線が交差する角度のこと。
  • 幻兎「平行交差(パラレルクロス)」
    • Parallel Cross(平行交差)。訳すと漢字のままに。
      おそらくは、射出された鈴仙の残像から弾丸が放たれる様子が、同じ方向同士の弾だと平行に、逆方向からの弾とは交差するが故の名かと。…それって、わりとそのまま…。

以上がストーリーモードでのスペルカード。以下おまけ。

  • 生薬「国士無双の薬」
    • 国士無双(こくしむそう)とは、国中で並び立つものがいないほど優れた人材のこと。この言葉は『史記』「淮陰侯伝」から。
      劉邦に付き従っていた大勢の部将のうち、いつしか望郷の念に駆られて逃亡する者が続出したときがあったという。
      軍の内部に混乱が広まる中、これに混じって、治粟都尉の位に不満を抱いていた韓信という人物も遂に逃亡を図った。
      韓信は優秀な人材であった。この逃亡に驚き、蕭何(しょうか)という人物がこれを追った。劉邦はこれを逃亡と早とちりし、大きなショックを受けた。その後、蕭何は何事も無かったように帰ってきた。劉邦はこれに喜ぶと同時に、大いに怒って訳を問い詰めた。
      蕭何は韓信を追ったのだと素直に説明したが、位の低い韓信を、丞相(じょうしょう)という高位に就いていた蕭何が追いかけるとは何事だとこれを信じなかったという。
      そこで蕭何は、韓信が優秀な逸材であることを説明し、いずれ天下を手中に収めようとするのであれば必要になると説いた。この際に、国士無双という表現を用いたといわれる。
      ここでは”国士無双の薬”とある為、極めて優秀な人材が作った薬であると解することができる。つまりは、説明にある通り永琳の作った薬である。
      ところで、”生薬(しょうやく・きぐすり)”とは動植物の全体、或いは一部を材料としてそのままないし少しの加工を施して用いる薬、つまりは漢方薬である。しかし、”しょうやく”と同じ読みをする漢字に、”硝薬”という字がある。
      これは火薬のことである。新しく配布されたパッチVer.1.03では、4回このスペルカードを使用すると鈴仙自身が爆発・吹き飛ぶが…まさか、この辺りが伏線になっていたり…?

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